スケソウダラな!MSライフ

「塵も積もれば火をつける」を座右の銘にしようか悩んでいる今日このころ

下僕と女王たち

今週のお題「冬のスポーツ」

もう子供の頃のお話ですが、母の実家は山の中にあり、冬場は良く雪が降っていました。

今でこそ厄介な雪ですが、当時は、おおはじゃぎ!

やれ、雪だるまだ。やれ、かまくらだ(人形サイズしか作れなかった)

やれ、雪かきの手伝いだ、やれ霜焼けだ。手が冷たいだ。腰が痛いだ。目がかゆいだ。もう飽きただ、お小遣いうれしかった、なんだかんだと遊んでいました。

その中でも特に盛り上がったのが、雪合戦でした。

盛り上がったといっても、自分以外の従妹たち、兄弟たちが盛り上がっているぐらいで、自分は緊張の連続でした。

この緊張感は、スポーツの試合に通づるものがあります。

まず、従妹も兄弟もみんな幼いです。

自分が一番年上でした。その中では

そして、丸めた雪は、とてつもなく硬い

ぼくの意志なんて簡単に貫いてしまうほどに硬い

ちなみに、ぼくは体も堅い

参加者が自分より幼い、雪玉が弾丸のように硬い

この2つのポイントから導き出される答えは、皆さんももうお分かりでしょう

当時のぼくは分かっていなかった

 

格好をつけたかったのだと思う

相手が投げた球を素手で掴んだのだ

その瞬間、指がポッキンアイス

つきゆび

激痛が指を伝い、脳へと移動する。立ち入り禁止マークをも無視してやってくる

あいつらは、不良ですからね。不良さんは「やるな!」といったらやりたくなる生き物なのでしょう

あり得ないほどの激痛、ものすごく耐えた

なぜなら、お兄ちゃんだから、お兄ちゃんだからだ!!!

かっこ悪いところを見せるわけにはいかない

 

しかし、これはとても難しいゲームだと思い知った

なぜなら大前提に、相手に当ててはいけないという事だ

考えてみろ。この雪玉、石が入ってなくても石並みに硬い

当たれば痛い

当てれば親と叔母が怖い

ぼくはつらい

まあ、そういうことだ

だから、絶対に当ててはいけない

しかし、適当な場所に投げてもいけない

相手は、小さなお姫様たちだ

テキトーに投げていたら、ちゃんとしてと顔を真っ赤にしながら怒り出す

当てたら「イタイっ!!」と真っ赤にしながら泣き出すくせに

こっちの気遣いも知ってほしいものだ

あと、お小遣いも上げてほしいものだ

ジャンプが買えない

だからこそ、当たるか当たらないかのギリギリを狙って投球する必要がある

もちろん、相手も動く、かわす、逃げまどう

それらの動きを予測しながら、投げる必要がある

だがそれだけではない!!

相手は全力だ。いつでも全力投球しか知らない幼いプリンセス達だ

ぼくは、よいしょ!をする奴隷だ

お金のために、草むしりをするお金の奴隷でもある

つまり、雪玉も全力投球なのだ。彼女たちは

一切の手加減がない雪玉3人前をひたすらかわす必要がある

かわして、かわして、顔にかすって、それでもかわして、かわして、かわして

たまーにわざと足とかに当たってやって、喜ばし

男の棒付きキャンディーにかすった時は、キャンディーについてる鈴がプルプルプルプルプルって震えて

もう少しで、サンタさんがソリに乗ってお空からやってくるところだった

サンタさんて、白い羽が生えてるんだ!!

うわ~~~きもい

中年のコスプレは災厄級に最悪ですね

そんな事を考えていたら、その年のプレゼントは、ジャージでした

ガンプラを頼んだはずなのにな???

聞いた話によるとサンタさんは、機能性を重視したそうです。

ぼくとしては、機能性より機動戦士が欲しかったです。

そんなこんなで、幼い王女たちは大満足したのか、キャッキャッと家へ入っていきました。

後片付けは、ぼくです。

寒さのせいです。

雪合戦は、体力が必要です。

しかし一番大切なのは、虚しさと孤独に勝つための精神力だと、そのとき知りました。

ちなみにおやつは、あずきバーでした